実体験・続編
野球部を辞め、進路も全部なくなった私が編入したのは通信制高校でした。行く前に持っていたイメージは、全部間違っていました。
通信制高校ってどんなところ?
私が通っていたのは、全国に拠点を持つ通信制高校の一つでした。学校名はあえて伏せますが、少人数制のキャンパスで、生徒一人ひとりに合わせたサポート体制が整っている学校でした。単位はレポート提出やオンライン学習を中心に取得していく仕組みで、登校日はそのサポートを直接受けられる貴重な機会という位置づけでした。
登校するのは月に1、2回だけ。あとはリモート授業でした。人数が少ない学校だったこともあり、担任の先生が一人ひとりに、かなり丁寧に寄り添ってくれる環境でした。
結局、私は半年ほどしか通いませんでした。登校頻度も少なかったので、正直、友達はできませんでした。それでも、学校に行った日は、先生と話す楽しみがありましたし、授業自体もとても楽しかったです。グループワークも多く、色んな人と話せる機会があったのは、良い時間でした。
通信制高校の、良かったところ
先生が一人ひとりに、しっかり向き合ってくれる
人数が少ない分、先生との距離がとても近かったです。全日制の学校だと埋もれてしまいがちな一人ひとりの状況にも、担任の先生がちゃんと目を向けてくれました。月1〜2回しか会わないからこそ、会えた時間の濃さは全日制以上だったと感じています。
自分のペースで時間を使える
リモート授業が中心だったので、自分の時間を自分でコントロールできました。当時の私にとっては、これが何よりありがたいことでした。決められた時間割に縛られず、必要なことに集中できる環境は、どん底期の自分を立て直すのに合っていたと思います。
本気で夢を追いかけている人たちに囲まれる
登校日に会う生徒たちは、驚くほど真剣でした。授業中に積極的に発表する人、周りを引っ張るリーダー的な人。みんな、それぞれの夢に向かって本気で取り組んでいました。数少ない登校日だったからこそ、その本気度が濃く伝わってきたのかもしれません。
自習室に漂う、静かな緊張感
自習室は、いつ行っても誰かが黙々と勉強していました。強制されているわけでもないのに、みんな自分の意志でそこにいる。この空気感は、全日制の教室ではなかなか味わえないものだったと思います。
通信制高校は「サボるための場所」ではなく、「本気の人が、自分のペースで前に進むための場所」でした。
通う前に持っていた偏見
通信制高校に通う前、私はこんなイメージを持っていました。
- ちょっと変わっている人が行くところ
- 不登校だった人が行くところ
- とりあえず高校を卒業するためだけに行くところ
- 不真面目な人が行くところ
正直に言います。これは全部、私の偏見でした。
実際に行ってみて分かったこと
実際に通ってみると、夢に向かって勉強している人が多数派でした。授業中も積極的に発表する人、リーダー的な立ち位置で周りを引っ張る人がたくさんいました。みんな真面目で、夢を追いかけている人ばかりで、正直かなり刺激を受けました。
学校には自習室もありましたが、そこも勉強している人ばかり。静かに、でも真剣に机に向かう空気が、とても刺激的でした。
通信制高校=不真面目、という偏見はやめた方がいいです。できる人は、どんな環境にいても取り組みますし、ちゃんと光ります。
まとめ:環境のせいにしない
通信制高校に限らず、「この環境だから」「ここに来る人はこういう人だから」という決めつけは、実際に飛び込んでみると、あっさり崩れることが多いです。
大事なのは、環境そのものより、その中でどう取り組むかです。通信制高校には、少人数だからこその手厚さ、自分のペースで動ける自由、本気で前を向いている人たちとの出会いがありました。私が見た景色は、まさにそれを教えてくれました。
環境を決めつける前に、飛び込んでみてほしい。
偏見の外側には、思っていたのと違う景色が広がっていることがあります。


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