実体験・続編
これまで、どん底から這い上がった話を書いてきました。でも、正直に言っておきたいことがあります。あの時期、俺も本気で「死にたい」「人生終わった」と思っていました。
あの時、本気でそう思っていた
いじめられていた友達を助けたことがきっかけで、野球部を辞めることになりました。名門大学からの誘いも、東京六大学からの声も、全部なくなりました。頑張ってきた時間が、一瞬で無意味になったように感じました。
「なんで自分だけこんな目に遭うんだ」「もう人生終わった」。当時は本気でそう思っていましたし、正直、消えてしまいたいと思った瞬間もありました。かっこいい言い方をするつもりはありません。あの時の自分は、間違いなく限界に近かったです。
それに、親にも迷惑をかけました。好きで野球留学までさせてもらったのに、野球道具もかなり高いお金を出してもらったのに、それを裏切ってしまった感覚がありました。急に野球部を辞めて、学校まで変わることになって、進路の相談から手続きまで、全部巻き込んでしまいました。
私がこの高校を辞めると言った時の親の反応は、今でも忘れません。本当に申し訳ないことをしてしまったと思っています。今振り返ると、一番心配をかけたのは、当時の自分自身よりも親だったかもしれません。
何が一番しんどかったのか
一番しんどかったのは、頑張ってきた努力が全部無駄になったように感じたことです。積み上げてきたものが、一瞬でゼロになる。それも、自分が正しいと思ったことをした結果として失う。この理不尽さに、当時はどうにも納得できませんでした。
誰かに話すこともできず、一人で抱え込んでいた時間が一番苦しかったと思います。今振り返ると、あの時こそ誰かに頼るべきタイミングでした。
恨みと、解放された瞬間
いじめていた奴らのせいで、寮生活そのものがストレスだらけでした。同じ屋根の下で毎日顔を合わせなければいけない環境は、正直かなり削られました。あいつらを恨んだ時期も、間違いなくありました。
退寮と、学校を辞める手続きが全部終わったあと、俺のためのお別れミーティングがありました。そのとき、いじめていた奴は、俺にビビって人の陰に隠れていました。本当にしょーもないと思いました。あれだけ集団になれば強気だったくせに、いざとなったら隠れる。その姿を見て、逆に少し笑えてきたのを覚えています。
あいつらから離れられる、もう一緒にいなくていい。その開放感で、それまで溜まっていたストレスが一気に解放されていく感覚がありました。
ただ、それでもいじめられたこと自体は、今でも許していません。学校を辞めてから1年くらいは、正直ずっと恨んでいましたし、正直「喧嘩しに行こうかな」と思ったことも一度や二度ではありませんでした。
結局、その気持ちを行動に移すことはしませんでした。恨みを抱えたままでも、前に進む道を選んだからです。
今は、あいつらよりも良い企業に行けたという事実があります。仕返しをしたわけではありませんが、正直、それだけで十分満足しています。
それでも、今がある
あの時、本気で終わったと思っていた人生は、終わっていませんでした。通信制高校に編入し、そこから一般入試で大学に進学し、全日本大会まで経験しました。今は、大手企業で働いています。
「もう人生終わった」と思った瞬間は、本当に何度もありました。それでも、終わりじゃありませんでした。
同じように感じている人へ
今、「死にたい」「人生終わった」と感じている人がいるなら。その気持ちを否定はしません。俺自身、同じところにいたことがあるからです。
ただ、一つだけ知っておいてほしいです。その感情は、今のあなたにとって真実に感じられても、この先ずっと続くとは限りません。俺がそうだったように、今はまだ見えていない道が、この先にあるかもしれません。しんどい時は、専門の相談窓口に頼るのも、一つの手です。
一人で抱え込まないでください。もし話せる相手がいないなら、俺に連絡してください。
あの時終わったと思った人生は、終わっていなかった。
今しんどい誰かに、この事実が少しでも届いてほしいです。


コメント