実体験・続編
推薦は全部取り消され、全日制も辞め、通信制高校に編入しました。それでも、大学で野球をしたいという気持ちだけは、どうしても諦められませんでした。
自己肯定感を失っていた頃
推薦が全部なくなり、全日制もやめて、通信制高校に編入した直後の自分には、正直、自信なんてほとんど残っていませんでした。積み上げてきたものが一瞬でなくなった感覚は、今思い出しても重いです。
それでも諦められなかった、プロへの夢
それでも一つだけ、はっきりしていたことがあります。私はどうしても大学で野球がしたかった。プロになる夢を、あきらめられませんでした。この想いだけは、状況がどれだけ変わっても揺らぎませんでした。
大きな壁:勉強という課題
ただ、私には大きな欠点がありました。全日制時代は野球漬けの日々で、まともに勉強をしてきていませんでした。野球部のクラスだったので、月曜日以外は4限目まで授業を受けて、昼から練習という生活。2年半、ほとんど勉強していない状態のまま、通信制高校に編入することになりました。
理系よりは文系の方がまだマシでしたが、英語は絶望的でした。「this」「that」の使い方すら怪しいレベルで、正直、大学受験なんて現実的なのかと不安しかありませんでした。
通信制高校で磨かれた自立性
今振り返ると、通信制高校は、大学に行く前のとても良い経験だったと思っています。全日制よりも自立性が求められる環境だったからこそ、その力が自然と磨かれていきました。この自立性が、そのまま大学受験の勉強にも活きました。
当時の私は、正直かなりの崖っぷちでした。プロになれなくてもいいから、せめていい企業には行きたい。そのためには大学に行くしかない。大学に行けなければ人生終わりだ、というくらいの覚悟で、必死に勉強に取り組みました。この崖っぷちの感覚と、それに立ち向かえる自立性を与えてくれたのは、通信制高校のおかげでもあります。
運命の出会い
そんな時、運命的な出会いがありました。母が働いていた職場の後輩の方が、関関同立卒で行政書士をされている方でした。その方が、私にマンツーマンで勉強を教えてくださることになったのです。
国語と英語の教材を全て買っていただき、リモートでの勉強や、カフェで勉強するときの費用まで出していただきました。行政書士という大変で忙しい仕事をされている中、私のために時間を割いてくださったことには、今でも心の底から感謝しています。マンツーマンの指導は、5ヶ月間続きました。
その方は、私の人生を変えてくれた恩人です。そして、その出会いを作ってくれた母にも、心から感謝しています。
編入によって学費も60万円ほど追加で払ってもらうことになり、本当に迷惑をかけました。それでも、その分の恩は、絶対に無駄にしないと決めていました。
合格、そして取り戻せたもの
5ヶ月間の指導を経て、見事に大学受験に合格することができました。自己肯定感を取り戻せたのは、この出会いがあったこと、そして、プロへの夢を諦めなかったこと。この2つが、間違いなく大きかったです。
大学を選んだ理由
実は、社会人クラブチームや独立リーグのトライアウトを受けようかとも考えていました。ただ、これからの人生を考えたときに、大学に行った方が自分はもっと成長できる。そして、シンプルに楽しいし、色んな経験ができると思い、大学進学を選びました。
諦めなかったことと、出会えたこと。
この2つが揃ったとき、自己肯定感は少しずつ戻ってきます。


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