勉強が大嫌いだった私が、崖っぷちから挑戦できた理由
「どうせ自分には無理」「やっても意味ない」。そう思って一歩が踏み出せないあなたに読んでほしい話です。
前回の記事で、おおぞら高校から一般受験で合格した話を書きました。
でも、私はもともと勉強ができたわけでも、やる気に満ちあふれていたわけでもありません。読書は大嫌い、英語の授業は寝てばかり。自分のことを「勉強とは縁のない人間」だと本気で思っていました。
そんな私でも挑戦できた。だからこそ、今「チャレンジするのが怖い」「どうせ無理」と思っている人に、この記事を届けたいと思っています。
人生が終わったと思っていた日々
当時の私には、二つの夢がありました。「誰もが知っている大手企業で働きたい」という夢と、「プロ野球選手になりたい」という夢です。この夢を叶えるには、進学しか選択肢がありませんでした。
ところが編入手続きの間、少しだけフリーターの期間がありました。毎日がまったく楽しくない。生きている意味がわからない。夢も目標も閉ざされてしまった気がして、本当に気持ちが沈んでいました。
「このまま浪人したら、自分の人生は終わりだ」。本気でそう思っていました。
でも、今だから言えます。あの時は終わりなんかじゃなかった。始まる前だったんです。
今つらいあなたへ
もし今、何もかもうまくいかないと感じていても、それは「終わり」ではありません。私がそうだったように、そこから動き出すことはできます。一人で抱えきれないときは、家族や先生、信頼できる人に話してみてください。
一番苦手なものから、逃げられなかった
受験科目は国語と英語。よりによって、私が最も苦手な二教科でした。
小学生の頃から読解力がまったくなく、英語にもろくに向き合ってこなかった。正直、絶望的なスタートです。
けど、やるしかなかった。今思えば、本当に「死ぬか生きるか」くらいの気持ちでした。
人間って、ほんまに崖っぷちに立つと、ほんまに頑張れるんやなと思いました。そして私を支えてくれたのは、やっぱり夢でした。
夢です、夢。目標です、目標。
あなたへ
崖っぷちになるまで待つ必要はありません。「こうなりたい」という気持ちが少しでもあるなら、それだけで十分な理由になります。大きな夢じゃなくても、「あの人みたいになりたい」くらいでいいんです。
特別なことは何もしていない
やったことは、本当にシンプルです。
参考書を買いました。英語は英文法の参考書と単語帳、国語は漢字ドリルと国語のテキスト。
特に単語帳は、文字が読めなくなるくらいボロボロになるまで使い込みました。何周したかわからないくらい繰り返したことが、苦手だった英語の土台になりました。
週3回:母の知り合いの立命館大学卒の方に、〇時間教えてもらう
残りの週3回:自分ひとりで5時間勉強
特に良かった参考書
同じように苦手からスタートする人のために、実際に使って特に良かったものを紹介します。
英語の授業を寝て過ごしてきた私が、まず中学の基礎からやり直した一冊です。「今さら中学英語なんて」と思わずに、ここから始めて正解でした。
中学英語の次のステップとして使いました。同じシリーズなので、迷わずそのまま進めます。
熟語と単語はこれ一冊を繰り返しました。単語帳と同じく、とにかく何周もすることが大事です。
読解力がまったくなかった私でも、現代文の読み方の基本がつかめました。
入試問題を分析して、よく出る順に並んでいるので、限られた時間でも効率よく覚えられます。すべての熟語に意味が載っているので、漢字だけでなく語彙力も一緒に身につき、苦手な現代文の読解にもつながりました。アプリでサクッと確認できるのも便利です。
大事なのは、たくさんの参考書に手を出すことではなく、決めた一冊を何度も繰り返すことです。
才能も、特別な勉強法もありません。あったのは「やり続けたこと」だけです。
「推し」が、自分を変えてくれた
ひとりで勉強するとき、ずっと流していたのが河野さんの動画です。

「勉強とは縁がない」と思っていた私が、河野さんと出会って初めて「賢くなりたい」と心の底から思えました。この気持ちが、合格に向かうマインドをつくってくれたんです。
無音より少し音がある方が集中できたこともありますが、何より「河野さんが勉強しているんだから、自分もやらないと」と思えた。動画一本で、ここまでモチベーションも熱量も変わるんだと驚きました。
あなたへ
「推し」を一人つくってみてください。スポーツ選手でも、YouTuberでも、身近な先輩でもいい。「この人みたいになりたい」という気持ちは、自分を動かす一番のエンジンになります。
推しをつくることは、夢や目標を持つことと同じ
今思えば、河野さんは私にとっての「推し」でした。そして私は、推しをつくることは夢や目標を持つことと同じ理論だと思っています。
なぜ推しがいると頑張れるのか
夢や目標を持てと言われても、正直ピンとこない人も多いと思います。「将来なりたい自分」は、頭の中にしかないぼんやりしたものだからです。
でも推しは違います。画面の向こうで、実際に動いて、努力して、結果を出している。推しは、「なりたい自分」を目の前で見せてくれる存在なんです。
推しが頑張る姿を見ると、まるで自分のことのように感じて熱くなりますよね。その熱が「自分もやらなきゃ」という行動のエネルギーに変わる。私が「河野さんが勉強しているんだから、自分もやらないと」と思えたのは、まさにこれでした。
もう一つ大きいのは、推しが自分の基準を引き上げてくれることです。勉強とは縁がないと思っていた私にとって、「勉強ってこういうものだ」という基準は低いままでした。でも河野さんを見ているうちに、「賢くなりたい」「あの人みたいに勉強できる自分になりたい」と、目指す場所が自然と高くなっていきました。
推しの見つけ方
推しは誰でもいいわけではありません。挑戦のエンジンにするなら、次のような人がおすすめです。
結果だけでなく、努力の過程を見せてくれる人。成功した姿だけを見ても「すごいな」で終わってしまいます。勉強している姿や、練習している姿、失敗から立ち上がる姿を見せてくれる人の方が、自分の行動に結びつきやすいです。
自分の夢や目標とつながっている人。受験なら勉強で結果を出した人、野球ならプロ野球選手、仕事なら憧れの業界で働く人。推しの姿と自分の目標が重なると、推しを見る時間がそのまま目標への時間になります。
心から「かっこいい」と思える人。これが一番大事です。誰かにすすめられた人ではなく、自分の心が動く人を選んでください。
推しを、自分を動かす力に変える方法
推しはただ見ているだけでは、自分を変えてくれません。大事なのは、推しの存在を自分の行動にどうつなげるかです。
推しと「一緒に」やる。私は河野さんの動画を流しながら勉強していました。推しが頑張っている横で自分も頑張る。それだけで、ひとりの勉強が「一緒に戦っている時間」に変わります。
推しのやり方を真似してみる。勉強法、生活リズム、考え方。最初は真似でいいんです。真似しているうちに、それがだんだん自分のものになっていきます。
「推しが見ていたら」と考えてみる。サボりたくなった時、「今の自分を推しが見たらどう思うかな」と想像してみてください。不思議と、もう少しだけ頑張ろうと思えます。
仲間とつながる。同じ推しを持つ人や、同じように頑張っている人とつながると、一人ではくじけそうな時の支えになります。
気をつけてほしいこと
推しは、あくまで自分を動かすための存在です。
推しの動画を見て「頑張った気」になって、自分の手が止まってしまっては意味がありません。推しから受け取った熱は、必ず自分の一歩に変えてください。
また、推しと自分を比べて落ち込む必要もありません。推しは今の自分のライバルではなく、未来の自分の道しるべです。比べるべきなのは、推しではなく昨日の自分です。
そして、推し活にお金や時間をかけすぎて、生活や勉強がおろそかになってしまっては本末転倒です。自分の生活を大切にしながら、無理のない範囲で推しと向き合いましょう。
夢がまだ見つからない人は、まず推しを見つけることから始めてみてください。推しは、あなたの夢の入り口になってくれます。
環境が、自分を強くしてくれた
もう一つ大きかったのが、おおぞら高校という環境です。
周りには勉強に取り組む人がいて、実際にたくさんの人が合格していく。勉強ができる子も多かったので、「なにくそ、負けるか」という気持ちで食らいついていました。時には教えてもらうこともあって、今思えば切磋琢磨できる最高の環境でした。
「環境は自分を強くしてくれる」。これは本当です。
あなたへ
一人で頑張れないのは、あなたが弱いからではありません。頑張っている人のそばに行くだけで、自然と自分も頑張れるようになります。
「量より質」ではなく「質より量」
よく「量より質」と言う人がいますが、私は「質より量」だと思っています。
ボロボロになった単語帳がその証拠です。量をこなすからこそ、選択肢やアイデアが生まれ、試行錯誤ができる。その中から、質は後からついてくるんです。最初から完璧なやり方を探して止まっているより、下手でもいいから手を動かした方が、ずっと前に進めます。
これは勉強だけの話ではありません。部活も、仕事も、人生そのものも同じだと思っています。
今日からできる、最初の一歩
「挑戦してみようかな」と少しでも思えたなら、まずはこれだけやってみてください。
- 「なりたい自分」をひとつ決める大きな夢じゃなくていい。紙に書くだけでも、気持ちが変わります。思いつかなければ、まずは推しを見つけるところからでOKです。
- 参考書や道具を1つだけ手に入れる形から入るのは全然アリです。手元にあるだけで、やる理由になります。
- 今日、1ページだけやる5時間なんて最初からできなくて当たり前。1ページ、1単語からで十分です。
- 推しか、頑張っている仲間を見つける一人で戦わなくていい。人の力を借りるのも、立派な作戦です。
あの頃の自分に、そして一歩が踏み出せないあなたに
とにかくやれ。
悩むな。
行動に移せ。
悩んでいる時間があるなら、単語をひとつ覚えた方がいい。最初から自信がある人なんていません。私だって、勉強が大嫌いで、人生終わったと思っていた人間です。
それでも、手を動かし続けたら景色は変わりました。あなたにも、絶対にできます。まずは今日、最初の1ページを開いてみてください。

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