プロから学んだのは、技術だけじゃなかった|一流の共通点

野球×成長論

金丸選手やパーソナルのコーチを間近で見て、一番驚いたのは投げ方じゃありません。技術より先に、考え方と習慣が徹底されていたことでした。

疑問はすぐに聞く、感覚を大事にする

一緒に練習させてもらって気づいたのは、疑問に思ったことをその場ですぐ質問する姿勢です。「なんとなく分かった気になる」ということが一切なく、少しでも引っかかることがあれば、その場で確認していました。

そしてもう一つ、感覚を本当に大事にしていました。数値や理論も大事にしつつ、最終的には「今のはどう感じたか」を自分の言葉で言語化しようとする姿勢が印象的でした。ただ、この感覚は本人の中でかなり複雑に積み重なったものなので、正直、そのまま真似するのは簡単ではありませんでした。

食生活が、パフォーマンスを決める

試合前日の食事は、すでに決まっている

驚いたのが、試合1日前に何を食べるか、何を摂ればいいかがすでに決まっていたことです。行き当たりばったりで食事を選ぶことはなく、パフォーマンスから逆算して食事内容が組み立てられていました。

食事を怠ると、体と脳に何が起きるか

食生活が整っていないと、パフォーマンス低下に直結します。具体的には、体が重くなること、そして脳がぼーっとしやすくなることです。脳がぼーっとすると集中力が切れやすくなり、その集中力も長く続かなくなります。逆に、食事を変えるだけで試合での結果はかなり変わるということも、間近で見て実感しました。

一流ほど「良いものを、早く、多く」摂る

一流選手ほど、質の良いものを、早いタイミングで、しっかりとした量摂る姿勢が徹底されていました。何を食べるか迷っている時間すらもったいない、というくらいの一貫性でした。

一つ一つの動作に、理由がある

変化球にしろ、フォームにしろ、一つ一つの動作や握りに、必ず理由がありました。「なんとなくこう握っている」というものは一つもなく、全てに根拠がありました。

感覚は複雑で、真似するのは簡単じゃない。でも、動作の理由を理解することはできる。理由を理解した上で、自分の感覚に落とし込んでいく作業が大事なんだと思います。

実際に出た結果:フォークボールの変化

理屈を理解し、感覚に落とし込んでいった結果、フォークボールは大きく変わりました。球速は125km/hから142〜143km/hまで上がり、落差も奪三振数も同時に増えました。

球速と落差、両方が同時に上がるというのは、感覚的にはなかなか起きないことです。それが実際に起きたということが、教わった理論の質の高さを物語っていると思っています。

プロから学んだのは、技術だけじゃなかった|表と図

フォークボールの変化|球速比較

フォークボールの球速が変化前と変化後で変わったことを示す棒グラフ フォークボールの球速は変化前が125km/h、変化後は142から143km/hに伸びた。落差と奪三振数もあわせて増加した。 125km/h 変化前 142〜143km/h 変化後

フォークボールの変化|まとめ表

項目変化前変化後
球速125km/h142〜143km/h
落差大きく増加
奪三振数増加

まとめ

プロになる選手から学んだのは、投げ方そのものより先に、疑問をすぐ聞く姿勢、感覚を大事にする姿勢、そして食生活まで含めた徹底ぶりでした。プロになる選手の理論は、一級品です。

技術だけを真似ようとしても、たぶんうまくいきません。技術の裏にある習慣や姿勢まで含めて学ぶことで、初めて結果に繋がるんだと思います。

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